打合せでお伺いしたいこと

では、実際の打合せでお客様にお伺いすることをお話ししたいと思います。お客さまにとってより良い制作物を完成させるため、当方にとっては作業を円滑に会進めるために大切ななことですのでぜひお読みください。

作成の概要と完成までの流れ

作りたいと思っている制作物について、その概要と完成までの流れについて打ち合わせます。

• 何を作成するか
• 作成する目的について
• 完成希望日は？
• 目指す目標
• 完成までの流れ

デザインの方向性

次にデザインに関するヒアリングをしていきます。お客さまが望む制作物に仕上げるためには「具体的な表現」をどうするべきか、ということです。

• 世界観
• 雰囲気
• 独自性
• 構成
• テイスト
• 好み
• レイアウト
• フォント
• 配色

これらを決めていくための方向性を確認していきます。

1、他のお店とは違う特長はありますか？

他のお店とは違う特長とは、その店の想い「強み、売り」のことです。

良いデザインとは、これらを表現することでもあります。
ですので、この質問をして即答できるお客さまは、わたしの経験上「自分らしい、いい店づくりをやる！」「このお店を、絶対に成功させる！」という、“強い意志”が感じられますね。こういったお客さまとお話をしていると、わたし自身のやる気スイッチも入ります。

2、どんな人にホームページを見てほしいですか？

この質問は、「どんなユーザーに向けたホームページにするのか」ということです。

例えば若者に向けたサイトにするのか、高齢者に向けたサイトにするのか.....それだけでもう、全体のトーンや使用する画像、フォントに至るまでデザインの方向性が大きく変わってくるということをご存じでしょうか。
他にももっと色々とありますが、当然、それぞれに適したデザインというものがあるので、着手前にホームページのターゲットを明確にしなければいけません。いざ出来上がってみたら思っていた仕上がりと違ったり、運用を続けていても成果が上がらなかったりなど、せっかく作ったホームページが無駄になってしまいます。

3、思い描く方向性い近い参考デザインはありますか？

こちらは、「お客さまが想像しているイメージをくみ取る」という作業になります。
わたしが想像しているイメージと、お客さまが想像しているイメージがかけ離れたものになっていてはいけません。
”言葉”での「かわいい」は、お客さまによって、“想像するイメージ”が異なります。例えば、

このように、「かわいい」だけでもそれぞれの持つイメージがこんなに違います。
ですので、打合せ時にはスマートフォンやPC、必要に応じて書籍などを持込み、思い当たるイメージをご提示しながらお客さまのリアクションを見ることで、ヒントを拾っていきます。

ホームページに求める効果は何ですか？

最後に、「ホームページに何を期待しているのか？」を明確にしていきます。

上記の目的によって、やるべきことが大きく異なります。つまりかかる手間も、もちろん金額も変わります。

会社の名刺代わりにホームページを持っておきたい

こちらでしたらかなり手軽に実現できます。デザインへのこだわりが無ければofficenicoの「ライトプラン」でも実現可能だと思います。

新しい顧客を獲得するキッカケが欲しい

これが標準的なホームページのイメージだと思います。しかし作っただけで何もしなければ、新規顧客を獲得することはできません。作ることよりも、ページの更新を怠らずブログで情報を発信したりなど、しっかりと運用していくことがとても大切です。つまり自社の努力が求められます。

webで商品を販売するところまで行いたい

officenicoにECサイト構築をご依頼いただくのか？ECサイトのプラットフォーム（構築システム、ソフトなど）を活用するか？によって、時間・金額はかなり変わります。

顧客のフォロー用としてホームページを作りたい

会員サイトを立ち上げて顧客をフォローしていくのか？顧客ごとに提示する情報を変えるのか？顧客すべてに同じ情報を提示するのか？によって、金額は大きく変わります。

最後に

以上が打合せで確認させていただくことです。
お会いする際には、必要に応じてご準備していただくと、打合せをスムーズに進めることができるので助かります。

初めてのご依頼だと、わからないことだらけで当然です。”打合せではこのようなことを聞きますよ”ということを知っておいていただくだけで、いろいろとしつこく聞かれる理由を理解していただけるのではないかと思い、記事にしました。

目的に応じて、やるべきことをやれば効果は出る！

どのような目的でホームページを作成するにせよ、目的に応じたことをちゃんとやれば、効果を得ることはできます。 大切なのは目的を明確にすること。目的があいまいなまま運用していませんか？

名刺代わりのホームページなら、基本的なページを作成し、たまに更新すれば十分です。

それ以外のケースだと、継続的な運用が必須になります。
ご自身がホームページから問い合わせを入れる時のことを考えていただくと分かると思いますが、知らなかった会社に連絡するには、ちょっとした覚悟が必要ですよね。そういう、「この会社、本当に大丈夫かな？」を払拭しなければいけません。

• 信用してもらうだけのノウハウや経験・実績を提供する
• より深い情報を資料として提供する
• 問い合わせしやすいフォームを用意する

こういうことをきちんとやっているホームページには、確実に問い合わせが入ってくるようになるものです。運用に慣れるまでは多少の苦労が伴いますが、それを乗り越えて得られるものは大きいです。大切なことを制作会社に丸投げするのではなく、自身でできるような体制を組むことが大切です。